Emukae mayudama (えむかえ繭玉)
「えむかえ繭玉」は、誰にでも出来る、楽しくて、魅力的な縮緬(ちりめん)細工の一種です。
「繭玉」って何?
本来、カイコが蛹(さなぎ)になる期間、自分の体を守るために、糸を吐いて繭を作り、その中で過ごすのですが、その殻というか防御物を「繭玉」(写真「上」)といいます。
われわれ人間はその「繭玉」を使って利用価値の高い絹(シルク)を作ります。
どうして「えむかえ繭玉って言うの?」
養蚕業が盛んだった地方は、養蚕による絹の生産が多くなることを祈願して、正月に「繭玉飾り」(写真「真ん中」)という行事を行います。紅白のお団子を作り、桑や柏の枝に差して飾ります。
「えむかえ繭玉」の飾り方はこの「繭玉飾り」と似ています。名前の由来は多分この辺かな!と思っています。
もうひとつ、重要な流れがあります。それは、雛祝いです。ひな祭りのとき、地方によっては、縮緬(ちりめん)細工を使った下げ物を施すことがあります。柳川の「さげもん」は有名です。
「えむかえ繭玉」は、「下げ物」(写真「下」)の中の球状のものとよく似ています。ただし、「えむかえ繭玉」は、球状の飾りが主体です。「えむかえ繭玉まつり」は、3月初旬のひな祭りにあわせて行われますので、考え方は「さげもん」と似ています。
いずれにしろ、長崎県の江迎町に住む女性たちを中心に、日々の暮らしの中で、細やかな心遣いと遊び心で、縁起物として、工夫を凝らしながら作り続けられているものです。
★ 江迎町の呉服店「石崎呉服店」のページに「繭玉」の写真があったので link しました。(平成18年11月19日)
★ ジーンズショップ「ROCKY」さんのページをリンクしました。(平成18年12月19日)










